RTX4080,RTX 4090どう?
RTX4080, RTX4090の仕様が発表されました。どのような性能価格をしているのか、価格推移はどのようになるのかなど不安と期待が混ざります。この記事ではRTX4080, RTX4090を、RTX3080(Ti),RTX3090(Ti)と比較して考察していきます。
※追記 RTX 4080(12GB) は RTX 4070Ti へと名称変更となりました。
RTX4080,RTX4090の仕様
現在確認されている主な仕様は以下の通りです。
RTX 4080(12GB) | RTX 4080(16GB) | RTX 4090 | |
---|---|---|---|
CUDAコア | 7680 | 9728 | 16384 |
ベースクロック | 2.31 GHz | 2.21 GHz | 2.23 GHz |
ブーストクロック | 2.61 GHz | 2.51 GHz | 2.52 GHz |
メモリ | 12GB GDDR6X | 16GB GDDR6X | 24GB GDDR6X |
メモリパス幅 | 192 bit | 256 bit | 384 bit |
TDP | 285W | 320W | 450W |
公式価格 | \ 164,800 | \ 219,800 | \ 298,000 |
性能は勿論向上されていますが、価格も3000番代に比べ向上しています。現状のRTX3080などでも普通のゲームメインの方にはオーバースペック気味の為、ますます一般人には趣味レベルの商品となるでしょう。仕事柄高性能PCを必要など特別な理由がある場合以外、購入必須とはなりにくそうです。
次はRTX3080(Ti),RTX3090(Ti)の仕様を見ていきます。
RTX3080(Ti),RTX3090(Ti)の仕様
RTX 3080 | RTX 3080Ti | RTX 3090 | RTX 3090Ti | |
---|---|---|---|---|
CUDAコア | 8960 / 8704 | 10240 | 10496 | 10752 |
ベースクロック | 1.26 / 1.44 GHz | 1.37 GHz | 1.40 GHz | 1.67 GHz |
ブーストクロック | 1.71 GHz | 1.67 GHz | 1.70 GHz | 1.86 GHz |
メモリ | 12GB GDDR6X / 10GB GDDR6X | 16GB GDDR6X | 24GB GDDR6X | 24GB GDDR6X |
メモリパス幅 | 384 bit | 384 bit | 384 bit | 384 bit |
TDP | 350 / 320W | 350W | 350W | 450W |
公式価格 | \ 109,800 | \ 179,800 | \ 229,800 | \ 327,800 |
販売価格 | 約9.5万円~ | 約13万円~ | 約15万円~ | 約18万円~ |
表を見ると販売価格の値段決定要素は、公式価格比というよりは性能比であることがわかります。その為販売価格は、次第に性能比に応じた価格になることが想定されます。
RTX4090の考察
RTX 3090Ti | RTX 4090 | |
---|---|---|
CUDAコア | 10752 | 16384 |
ベースクロック | 1.67 GHz | 2.23 GHz |
ブーストクロック | 1.86 GHz | 2.52 GHz |
メモリ | 24GB GDDR6X | 24GB GDDR6X |
メモリパス幅 | 384 bit | 384 bit |
TDP | 450W | 450W |
公式価格 | \ 327,800 | \ 298,000 |
販売価格 | 約18万円~ | – |
比較対象はRTX 3090Tiです。コア数、クロックともに大きく上昇している為、現状最高クラスのグラボより性能の2~4倍というのも実感しやすそうです。それでいてTDPが変わらないのを見ると、電力効率も性能比と同じような向上していることが伺えます。
全体的に見て大きく性能向上しており、公式価格もRTX 3090Tiと3万程度しか変わらないことを考えても、非常に大きな進化だと思います。
価格についての予想ですが、初動以降の価格を性能比から考えると、RTX 3090Tiの2倍弱に落ち着くという予想です。性能的にはRTX 3090Tiの2倍以上見込めますが、使用者の数や価格が高くなりすぎることがネックになり、性能比以上の価格にはなりにくそうです。それでも20万円は安定して超える高価なグラボにはなるでしょう。
RTX4080の考察
RTX 3080 | RTX 3080Ti | RTX 4080(12GB) | RTX 4080(16GB) | |
---|---|---|---|---|
CUDAコア | 8960 / 8704 | 10240 | 7680 | 9728 |
ベースクロック | 1.26 / 1.44 GHz | 1.37 GHz | 2.31 GHz | 2.21 GHz |
ブーストクロック | 1.71 GHz | 1.67 GHz | 2.61 GHz | 2.51 GHz |
メモリ | 12GB GDDR6X / 10GB GDDR6X | 16GB GDDR6X | 12GB GDDR6X | 16GB GDDR6X |
メモリパス幅 | 384 bit | 384 bit | 192 bit | 256 bit |
TDP | 350 / 320W | 350W | 285W | 320W |
公式価格 | \ 109,800 | \ 179,800 | \ 164,800 | \ 219,800 |
販売価格 | 約9.5万円~ | 約13万円~ | – | – |
比較対象はRTX 3080(Ti)です。まずコア数が少し減少していますが、クロックが大きく上昇しています。またメモリパス幅が減少しているのが気になります。電力消費については単純に減少している上に、グラボの性能上昇を考えるとかなり優秀です。
全体的に見ると、仕様の数値減少もありますが向上分の数値が大きい為、総合的に良い性能上昇をしています。ただRTX 4090程の性能向上は見られないでしょう。
初動以降の価格ですが、現状あまり予想できません。理由としてはRTX 4070,RTX 4060の性能価格が不明というのが大きい理由です。RTX 4080はRTX 4090程の唯一無二という性能の進化ではなく、コスパ等でRTX 4070と比較されそうな性能をしています。競合グラボの詳細が分からない今、こちらの予測はあまり期待できません。
最後に
ゲーミングPCに悩む時間を遊ぶ時間に使った方が有意義かなと考えていますので、この記事で悩む時間を短縮できれば幸いです。一個人の意見ではありましたががゲーミングPCを購入する際などの参考になったなら嬉しく思います。