ゲーミングPCを選ぶ際、多くの人がどのようなPCを選ぶべきか迷います。
特に、「仕事や副業が出来るPCが欲しい」「ゲームと普段使いPCが欲しい」という方など、様々な方がいます。
この記事では、「使い道・用途別のゲーミングPCの選び方」に焦点を当て、最適なPCを見つける選び方を解説します。理想のPC環境を手に入れるためのポイントを確認しましょう。
なぜ使い道から考えるのか
パソコンの選び方において、考えるべきポイントは「使い道・使用用途」です。パソコンの使い道によって、PCの選び方・判断基準は変わってきます。
ビジネス用途やゲーム・動画編集など、それぞれ動作が違えばPCにかかる負荷の種類は変わり、PCに要求するスペックは違います。
その為、「自分の使い道・用途」によって、ゲーミングPCのスペックを考えてPC選びをするのが一番です。使い道を把握することで、適切な性能を持ったパソコンの選び方をしましょう。
PC選びの判断ポイント
ゲーミングPCの選ぶ際、注意すべきのポイントは「グラフィックボード（GPU）」と「CPU」です。
「GPU」と「CPU」はゲーミングPCの最重要パーツであり、ゲーミングPCのスペック・パフォーマンスに直結します。
しかし「GPU」と「CPU」は、それぞれ主要な計算や、得意な処理が異なります。その為、ゲーミングPC選びで後悔しない為には、「GPU性能とCPU性能、どちらが必要か」の理解が重要です。
どのように判断するか
「GPU性能とCPU性能、どちらが必要か」の判断は、主に利用用途の特徴・要求PC性能を考えることが肝要です。昨今のゲーミングPCの用途は、動画編集、プログラミング、ネットサーフィンなど、ゲーム以外にも様々です。それぞれの使い方に合ったPCを選ぶ為の、具体的な判断手順を見てみましょう。
1. 用途を明確にする
まず、PCをどのように使用するかを明確にしましょう。動画編集、プログラミング、ネットサーフィンなど、具体的な用途をリストアップしましょう。
2. 各用途の重要な要素を洗い出す
次に、それぞれの用途において「何が大事・必要か」要素を考えます。例えば、動画編集では高い処理能力が必要です。プログラミングでも、場合によってはメモリやストレージの容量が要求されます。ネットサーフィンなど普段使いでは、基本的なスペックで十分かもしれませんが、マルチタスク性能も考慮すると快適度が上がるでしょう。
もし使用するソフトウェアが決まっている場合、ソフトウェアの公式が発表している”推奨動作環境”,”推奨スペック”について調べるのもおすすめです。
3.重要な要素満たす為に
それぞれの要素において、必要なスペックを考えます。例えば、高い処理能力が必要な場合、「CPU」の性能や大容量の「メモリ・RAM」が重要です。高品質なグラフィックを扱うならば「GPU」をこだわる必要があります。どの程度のスペックが必要なのか、「CPU」「GPU」を中心に理想の構成を考えましょう。
4. PCの性能を確認する
上記で洗い出した要素に基づき、PCの性能を確認します。PCに搭載されている「CPU」や「GPU」を見て、そのPCが用途に適しているかどうかを判断しましょう。
各用途ごとの選び方の例
今の文章だけでは分かりにくいかもしれないので、ここでは分かりやすいように、簡単にいくつかの用途について選び方の例を挙げていきます。ここからは、よりPCのパーツ名称がより多く出てくるため、簡単な基礎知識に自信が無い方は下記記事をご確認ください。
動画編集のためのPC選び
- プロセッサ（CPU）:動画編集はCPUの性能が重要です。マルチコアプロセッサやハイパースレッディングがあると、複雑な編集作業やマルチタスクがスムーズに行えます。
- グラフィックス（GPU）:高解像度の動画・テクスチャや3Dエフェクトを扱わない場合、GPUの優先度は下がります。しかし、Adobe Premiere ProやDaVinci ResolveなどのGPUの利用に対応しているソフトウェアを使う場合、GPU性能が要求されます。GPUレンダリングを活かすには、分離型のグラフィックスカードが性能が高く有効です。
- メモリ（RAM）:大容量のRAMが必要です。大きなファイルや複雑なプロジェクトを効果的に処理するためには、16GB以上が推奨されます。
- ストレージ:大容量で高速なストレージが必要です。SSDはファイルの読み書き速度が速く、動画のプレビューやエディットが滑らかに行えます。素材によってはサイズが大きい為、大容量のSSD/HDDがあれば安心です。
ゲームのためのPC選び
- グラフィックス（GPU）:ゲームプレイにおいては、GPUが最優先です。ゲームの種類や解像度によっては、高性能なグラフィックスボードが必要となります。PCゲームはグラフィック・フレームレートが重要視されることが多いです。
- プロセッサ（CPU）:ゲームは通常、CPUよりもGPUに依存していますが、一部のゲームは、CPUの性能にも大きく影響を受けます。また高性能なGPUを搭載する場合、最新のCPUを選び、GPU性能とのボトルネックを防ぐことがポイントです。
- メモリ（RAM）:ゲーム用途においては、一般的には16GBが推奨ラインとされます。一部の最新ゲームや大規模なマルチプレイヤーゲームでは、32GBが推奨されることもなくはありません。
- ストレージ:PCゲーム重視なら、大容量で高速なストレージが必要です。PCゲームは1本で数十GB以上の容量を取ることが多いので、容量の多いストレージが必要です。またローディング速度も、SSDなど高速ストレージにゲームをインストールすることで早めることが可能です。
よりゲームスタイルを考慮して選びたい方は、ゲーム面で選び方に特化して解説した上記記事を確認して下さい。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、使い道・使用用途に合ったゲーミングPCの選び方を解説してきました。
ゲーミングPCに悩む時間を、PCを使う時間や遊ぶ時間に使った方が有意義かと思いますので、この記事で悩む時間を短縮できれば幸いです。ゲーミングPCを購入する際の参考になったなら嬉しく思います。